ヒットしたの、わかります。
“キュート”という言葉がぴったり
あてはまる、女の子うけする映画でした。
 
“恋する惑星”が話題になった頃に封切られていたら、
私も、はまっていたと思います。
多分、写真集やポストカード、原作など
すべてそろえていたんだろうなあ…なんて。
が、今の私は、もうアメリの世界は
卒業したなあ…としみじみしました。
“恋する…”のフェイ・ウォンの不思議ちゃんには
はまりましたが、
アメリの不思議ちゃんぶりには
「……はあ、そうっすかあ……。で?」
と、とても冷静。
 
でも、ラストは現実逃避脱出で
よかったよかった。
“恋する…”のラストはいまだに
「なんだったんだ、あれは????」
と消化不良なので、それに比べると
アメリのラストはいいぢゃないの。
 
これ、以前は私のベスト10でした。
でも、卒業しちゃいました。
 
で、「以前夢中になって今は卒業した映画」
ベスト3は

?ボギー! 俺も男だ
?夢見るように眠りたい
?アメリ
 
ってところでしょうか。
『アメリ』は見た時にすでに
「ああ、この世界は私は卒業したなあ」
と思ったけど、『夢見る…』は
見た時は興奮したものです。
「私が好きなもの、すべてがつまっている!!!」
 
で、30歳過ぎて
もう一度見ると、すっかり
熱が過ぎていました。
でも、好かれる映画だと思います。
 
で、つい最近までご贔屓だったのは
『ボギー!〜』
です。
これまで見た映画で一番
自分に近いキャラでした。
この映画については
えんえんと語れたのですが
今年になって、今の私は
この主人公とは違うなあ…と
思いました。
これはとても喜ばしいことです。
だって、主人公は考え過ぎるるばかりで
全然行動しないタイプだったので。
で、私も以前そうだったので。
 
でも、今の私は違います。
どんどん行動するのみ!

DVD ビデオメーカー 2002/08/02 ¥4,935
この頃の金城武は本当に魅力的だった!
ポカリスェットのCMもステキで
見惚れてました、いつも
(今はすっかり旬を過ぎてしまいましたが…)。


DVD コロムビアミュージックエンタテインメント 1996/12/01 ¥3,990 公開時にその斬新な感覚で若者に大評判となったウォン・カーウァイのエポック的作品。その独特のモノローグは「初期ゴダール映画の再来」と言われた。 香港の雑踏のなかで1つの恋の終わりと、1つの恋の始まりがシンクロする。登場人物は2人の警官と、謎の金髪女性に風変わりな女の子。前半はダークに後半はポップに、鮮やかな切り返し…
劇場で見た当時、夢中になりました。
夏の暑い日で、もともとぼーっとしていたのですが
映画を見た後、一週間くらい
ぼーっと余韻にひたっていた記憶があります。
 
数年後、友達からビデオを借りて見たけど
すごい冷静に見てしまった。
カーウェイの映画はもともと
ストーリーなんてほとんどないから
その場の勢いというかノリで見るのが
いいのであって、冷静にビデオで見ると
「あの熱狂した記憶はどこへいったんだ??」
って、つっこみたくなりました。
 
と言っても、私にとっては
いまだに
好きな映画ベスト3のうちの
一本なんですよね。
この頃、カーウェイが一番
のってたなあ。
「花様年華」←だったかな?
これ見て
「あ、もー、カーウェイいらない」
と、がっかりしたのを思い出した…

DVD コロムビアミュージックエンタテインメント 1998/02/28 ¥3,990 殺し屋、美人エージェント、奇抜なスタイルの金髪女などの個性的なキャラのエピソードが、香港を街を舞台にからみあうウォン・カーウェイ監督の人間ドラマ。カーウェイとは名コンビと言われる撮影監督クリストファー・ドイルの疾走感あふれるめくるめく映像は、香港の夜を色っぽく美しく切り取っていてお見事。レオン・ライ・金城武、ミッ…

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